アボジ会が主催し幼保無償化に関する学習会が行われた

幼保無償化と関連し11日、福岡初級で同校アボジ会主催の学習会が開かれた。

昨年12月1日よりスタートした朝鮮幼稚園に対する幼保無償化の適用を求める署名運動に積極的に呼応することを決めた同アボジ会では、朝鮮幼稚園がその対象から除外された幼保無償化制度について深く理解することで、アボジたちが運動の中心となり声をあげようと学習会を企画した。

学習会では、「幼保無償化制度の概要と日本政府による朝鮮学校外しの実態について」というテーマで解説と質疑応答を行った。同校付属幼稚班の保護者で、弁護士の鄭文哲さんが講師を務めた。

鄭さんは、幼保無償化制度が実施された経緯とその目的などを具体的に説明。そのうえで、昨今の無償化適用を求める運動や情勢など、一連の動きに言及しながら、日本の行政機関による発表の矛盾点など朝鮮幼稚園が除外されたことの不当性についわかりやすく解説した。

また鄭さんは、ロビー活動や政治的交渉が重要だとする一方で、今後、アボジたちをはじめ保護者が中心となり声をあげていくことで、積極的に世論喚起をする必要性について強調した。

参加したある保護者は、「学習会を通じて、制度適用のために署名運動に積極的に参与していきたいと思った」と決意を新たにした。

【福岡初級アボジ会】