連絡会代表らが愛知県に対して要請を行った

幼保無償化と関連し、愛知朝鮮幼稚園保護者連絡会(以下、連絡会)の代表7人が20日、愛知県に対して要請を行った。

愛知県議の高木ひろし氏(立憲民主党)が同行した。

県庁福祉局・子育て支援課および私学振興室の担当者らが対応した。

名古屋初級オモニ会会長が知事宛の要請書を担当者に提出した後、連絡会代表らが発言した。

代表らは、「政府はなぜ朝鮮幼稚園を含む各種学校を幼保無償化制度から除外したのか。朝鮮幼稚園に通う子どもたちも当然、制度的保障を受けるべきである」と述べ、「どう見てもはじめから朝鮮幼稚園を除外しようという排他主義的な意図が垣間見える」と強く抗議した。

代表らは、日本政府の不当な措置が至急、是正されるよう、愛知県が率先して取り組むことを求めた。さらに代表らは、愛知県における朝鮮幼稚園の歴史は70年にもわたるとし、地域に根付きながら長い歴史を紡いできた朝鮮幼稚園を直接、訪問するよう求めた。

これに対して担当者らは、今後、自分たちにできることを模索していきたいと応答した。

高木ひろし県議員は、保護者たちの声を直接聞くことによって、その思いをしっかり感じることができた。来年、他の県議らとともに必ず朝鮮幼稚園を訪問したいと話した。

連絡会代表らは、朝鮮幼稚園にも差別なく幼保無償化制度が適用されるまで、すべての同胞、保護者たちを呼び集め、力強く闘っていこうと決意を固めた。

 【愛知朝鮮幼稚園保護者連絡会】