リーフレットを配る支援者たち

10月1日から実施される幼保無償化から朝鮮幼稚園が除外される問題で、9月12日から18日にかけ、大阪府内の各地で街宣活動が行われた。

9月12日には城北初級附属幼稚班の保護者、関係者らをはじめとする同胞、日本の支援者など約20人が京阪本線京橋駅(大阪市)前で幼保無償化問題に関するリーフレット配りや問題への関心の呼びかけを行った。

参加者たちはプラカードを掲げながら、朝鮮幼稚班の無償化制度からの除外や朝鮮学校に対する大阪府・市の補助金不支給は「子どもたちの目には、公的な行政が自分たちにいじめをしていると映ってもしかたがない」「朝鮮学校の子どもたちも幼保無償化の対象に」などと訴えながら、約850枚のリーフレットを配った。

「城北ハッキョを支える会」の大村和子さん(76)は朝鮮学校の高校無償化制度からの除外を適法と判断した8月27日の最高裁判決を念頭に「幼保無償化からの朝鮮幼稚班の除外を正当化するために最高裁の不当判決があったようにさえ感じる」としながら「無償化からの除外は朝鮮学校への差別が当たり前だと世間に訴えているようだ」と批判した。

(金孝俊)