内閣府で行われた要請

幼保無償化の対象から朝鮮幼稚園を含む各種学校が除外されている問題と関連し、「幼保無償化を求める埼玉朝鮮幼稚園保護者連絡会」(以下、「埼玉保護者連絡会」)のメンバーを含む埼玉初中附属幼稚班の保護者、学校関係者ら8人が9月26日、内閣府で幼保無償化の差別なき適用などを求める要請を行った。

要請には森田としかず・衆議院議員も同席。

内閣府、文部科学省、厚生労働省の幼保無償化制度担当者らが応対した。

要請では「埼玉保護者連絡会」共同代表の金初美さん(42、埼玉初中附属幼稚班保護者)が要請文を担当者に手渡した。

要請文は幼保無償化の根拠となる「改正子ども・子育て支援法」の早急な是正を求めた上で、各種学校の幼児教育・保育施設を無償化の対象として認めることと、上記施設の幼児、保育児にそれぞれ月額25700円、11300円の補助を求めた。

要請に参加した埼玉初中の鄭勇銖校長は「法の『整備不良』によって子どもたちが傷を負っており、もしこれが『整備不良』でないならば、よほどの差別意識を持って作られた法だ」と指摘した上で「子どもたちが差別の世の中で傷つかないようにしてほしい」と訴えた。

(金孝俊)