インターネット上の署名サイト「change.org(チェンジ・ドット・オーグ)」における朝鮮学校などの外国人学校への幼保無償化の適用を求める署名が1万筆を越えた。

幼保無償化適用を求めるキャンペーンのページ

「change.org」はオンラインで署名を集めるサイトで、キャンペーンに賛同する人は名前とEメールアドレスを入力すれば、その意思を示すことができる。

外国人学校への幼保無償化適用を求めるキャンペーンは「『「外国人学校に幼保無償化適用を求めるキャンペーン』実行委員会」により8月にスタート。

趣旨では、外国人学校が「多種多様な教育を行って」いるなどの理由で制度から除外されていることに対し、「『多種多様』がどうしてダメなのでしょうか?」と多様性の尊重を求め、認可・未認可を問わず外国人の幼保施設の子どもを含め、「『全ての子どもが健やかに成長するように支援する』という基本理念のもとで、多種多様な幼児教育・保育の機会を保障されることを強く求めます」としている。

キャンペーンはSNSなどを通じ拡散。10月30日現在1万200筆の賛同が集まっている。

ページ上には「子供は等しく地域の宝」「多種多様な文化的背景を持つ子供こそ、大きな可能性があります。支援すべき」などのコメントも寄せられている。

キャンペーン世話人の河かおるさん(滋賀県立大学准教授)は「賛同者が増えることは制度への反対の意思の大きさを示すことになり、多いほど意味がある」とし、11月2日の「全国集会&パレード」で大きな反対の意思を示すためにも署名をより多く集めていきたいと話している。

署名集約は10月30日を第3次締め切りとしているが、その後も「まだ制度が適用されていないため」(河さん)続けていくという。

(金孝俊)