連帯の力で無償化適用を
幼保無償化制度の対象外となった朝鮮幼稚園など各種学校認可の外国人幼稚園に対する無償化適用を求め、昨年12月1日から開始した「100万人署名運動」(賛同数は5月末現在で46万6,876人)。これと関連し、より広範な賛同を募るため、専用サイトを通じたネット署名が今月からスタートした。
専用サイト「日本政府に各種学校の外国人幼稚園への『幼児教育・保育無償化』適用を求める署名」を通じて誰もが参加することのできるネット署名は、同胞たちはもちろんのこと日本や南朝鮮のみならず世界各地から広範な賛同者を募っている。
同サイトには、昨年10月から施行された幼保無償化の問題点について整理した資料のほか、昨年以降、朝鮮幼稚園関係者たちが国や自治体に対し継続的に行ってきた働きかけなどをまとめた2分弱の動画が、朝鮮語、日本語、英語の言語別に閲覧できるようになっている。
署名方法は、「署名サイト」と書かれたタブをクリックした後、その次に立ち上がるページで名前と住所を記入し、送信ボタンを押すだけ。集まった署名は来る12月に、朝鮮幼稚園幼保無償化中央対策委員会、朝鮮幼稚園保護者全国連絡会など計6団体からなる「発起人」代表らが関係府省を訪ね提出する予定だ。
幼保無償化と関連しては、現在、これまでに集まった署名の提出と現行制度の是正を求めて、各地の朝鮮幼稚園関係者らが関係府省を訪ね、連日要請活動を行っているほか、最近では兵庫県宝塚市が日本の自治体では初となる外国人学校に対する無償化を求める請願を採択。神奈川県川崎市でも対象外施設に対する支援策を講じるよう求める要請が国へ提出されるなど、すべての子どもたちに対し、公平に支援を施すよう求める声はさらに広がりをみせている。
幼保無償化中央対策委では、賛同人数100万人を目標に、今後、ネット署名を通じて署名運動をさらに活発化させ、朝鮮幼稚園の幼保無償化適用を求めて、各界各層と連携を深めていくとしている。
(韓賢珠)
ネット署名の参加方法
ネット署名は、以下のリンクまたはQRコードから誰でも参加可能。
専用サイト「日本政府に各種学校の外国人幼稚園への『幼児教育・保育無償化』適用を求める署名」