5日、立憲民主党所属の高木ひろし愛知県議らが名古屋初級付属幼稚班を訪問した。

幼保無償化と関連し5日、立憲民主党所属の高木ひろし愛知県議が名古屋初級付属幼稚班を訪問した。この日の訪問には、愛知県私学振興室と子育て支援課の担当者が同行した。

当日は、新型コロナウイルス感染拡大への対応により、同幼稚班も休園中だったが、県議らは、預かり保育中の園児たちの様子や各施設を見回ったのち、学校長や保護者代表との懇談会に臨んだ。

参加した保護者たちは、朝鮮幼稚園に子どもを送り育てる気持ちや、各種学校という理由で無償化の対象から外された悲しみや憤りについて述べたうえで、高木県議と県の担当職員らに対し、朝鮮幼稚園の無償化実現に向け尽力するよう強く訴えた。

保護者らとの懇談会

県議らは保護者の発言に耳を傾け、同幼稚班に対する理解を示した。

一方、13日に行われた県議会県民環境委員会で、高木ひろし県議は、外国人学校における幼児教育の無償化について質問した。高木県議は、多文化共生を積極的に推進する愛知県において「設置者の違いや、そこで学習する子どもたちの国籍の違いにより、差別や格差が生じることはあってはならない」としたうえで、「外国人学校も無償化の対象とするよう県として国へ働きかけてほしい」と発言した。

また、来年度から国が行うとした無償化の対象外施設に対する調査事業について、その内容を高木県議が問うと、担当の私学振興室からは「今のところ、文科省から要綱などが示されていないため詳細はわからない」と返答があった。

【愛知朝鮮幼稚園保護者連絡会】